この記事は日経ビジネス電子版に『パナソニック、車載電池事業の上場も テスラ向け「ギガファク」の次』(5月16日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』5月30日号に掲載するものです。
パナソニックホールディングス(HD)の楠見雄規社長が車載電池事業を上場させる可能性に言及した。2023年度に和歌山工場で新型円筒形電池を量産する予定で、さらに米国工場の建設も検討している。米テスラ向け工場「ギガファクトリー」の立ち上げに苦しんだ反省も踏まえ、2度目の大規模投資を見据える。
「和歌山で量産してから米国に投資すべきかを見極める。投資規模によっては上場もあるかもしれない」

楠見雄規社長が5月11日、決算発表前に急きょ開いた記者会見の主題は、傘下の米ソフトウエア会社ブルーヨンダーを中心とする新会社の上場を検討するとの内容だったが、車載電池の事業会社パナソニックエナジー(大阪府守口市)の上場可能性についても問われ、こう説明した。
車載電池の事業について注目されてきたのは、約2000億円を投じて2017年に稼働させたギガファクトリー以来となる大規模投資に実際に踏み切るかどうかだ。
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6/20ウェビナー開催、「『AIバブル』の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う」

近年、ChatGPTをはじめとする生成AI(人工知能)の進化と普及が急速に進み、私たちの生活やビジネスに革新をもたらしています。しかし、注意が必要なリスクも存在します。AIが誤った情報を生成する可能性や倫理的な問題、プライバシーの侵害などが懸念されます。
生成AIの利点をどのように理解し、想定されるリスクに対してどのように対処するか。日経ビジネスは6月20日(火)に「『AIバブル』の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う」と題したウェビナーを開催します。日経ビジネス電子版にて「『AI新時代』の落とし穴」を連載中の米シリコンバレーのスタートアップ企業、ロバストインテリジェンスの大柴行人氏を講師に迎えて講演していただきます。
通常の日経ビジネスLIVEは午後7時に開催していますが、今回は6月20日(火)の正午から「日経ビジネス LUNCH LIVE」として、米シリコンバレーからの生配信でお届けします。ウェビナーでは視聴者の皆様からの質問をお受けし、モデレーターも交えて議論を深めていきます。ぜひ、ご参加ください。
■テーマ:「AIバブル」の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う
■日程:6月20日(火)12:00~13:00(予定)
■講師:大柴 行人氏(ロバストインテリジェンス共同創業者)
■モデレーター:島津 翔(日経BPシリコンバレー支局 記者)
■会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(原則ライブ配信)
■主催:日経ビジネス、日経クロステック、日経クロストレンド
■受講料:日経ビジネス電子版の有料会員は無料となります(事前登録制、先着順)。視聴希望でまだ有料会員でない方は、会員登録をした上で、参加をお申し込みください(月額2500円、初月無料)
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