この記事は日経ビジネス電子版に『半導体不足の影も GW活況だった観光業、本格回復へ残るネック』(5月11日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』5月23日号に掲載するものです。

3年ぶりに「制限なし」で迎えた大型連休では、航空・鉄道の利用者数が2021年に比べ大幅に増えた。一方で、航空やレンタカーの供給力不足のほか、依然として残る需要の偏りといった課題があらわに。「ウィズコロナ」の道を歩み始めたようにも思える旅行業界だが、本格的な需要回復にはボトルネックがまだ残る。

GW初日(4月29日)の羽田空港は大混雑だった
GW初日(4月29日)の羽田空港は大混雑だった

 「こんな光景はコロナ禍前でも見たことがないかもしれない」。4月29日朝、日本航空(JAL)のある社員は羽田空港の様子を目の当たりにしてこう漏らした。スーツケースを引いた家族連れがあふれ、保安検査場には大行列ができていた。

 JALの屋敷和子執行役員は「29日の予約率は(羽田)出発便で96%に達した」と明かす。ゴールデンウイーク(GW)の国内線利用者数は全日本空輸(ANA)が前年比約1.9倍、JALも約2.3倍に。コロナ禍前の19年と比べてもJALが8割、ANAも65%まで回復。国際線も利用者数はANAが前年比約5倍、JALが4.5倍弱となった。

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