この記事は日経ビジネス電子版に『サントリー食品、オフィス自販機の「空きボタン」で軽食販売』(4月27日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』5月16日号に掲載するものです。

サントリー食品インターナショナル(BF)は法人向け軽食販売サービス「ボスマート」を本格展開する。カップ麺や菓子パンなどの軽食を売り込み、テレワークなどで縮小したオフィス需要を再開拓。利便性向上により購入動機を創出することで、縮小の続く自動販売機市場でのシェア拡大を狙う。

陳列棚の軽食を選び、支払いは自販機のボタンで行う仕組み
陳列棚の軽食を選び、支払いは自販機のボタンで行う仕組み

 テレワークの浸透など生活スタイルの変化を受けて縮小する自販機の飲料販売。サントリーBFはオフィスや工場に設置する自販機をセルフレジとして活用し、併設した陳列棚に並ぶカップ麺や菓子パンを販売する法人向け軽食販売サービス「ボスマート」を本格展開する。

 こうしたサービスには先駆者がいる。江崎グリコの子会社が展開する「オフィスグリコ」や大手コンビニチェーンの自販機コンビニなどだ。対するボスマートの差別化ポイントは2つ。「価格設定の柔軟性」と「既存機器の有効活用」だ。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り874文字 / 全文1342文字

日経ビジネス電子版有料会員なら

人気コラム、特集…すべての記事が読み放題

ウェビナー日経ビジネスLIVEにも参加し放題

バックナンバー11年分が読み放題

この記事はシリーズ「時事深層」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。