この記事は日経ビジネス電子版に『テスラの新工場「ギガテキサス」 現地で感じたその恐るべき実力』(4月15日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』4月25日号に掲載するものです。
米テスラが4月7日、テキサス州オースティンに新設した工場「ギガテキサス」の開所式を実施した。既存メディアは招かれず中に入れなかったが、外に集まったファンに紛れ一部始終を現地で見つめた。ユーチューバーの証言や映像からは、予想だにしなかった工場の実力が見えてきた。


米テスラの最新工場「ギガテキサス」は、テキサス州オースティンの中心部から東に車で30分ほどの場所にある。4月7日に開催された開所式ではイーロン・マスクCEO(最高経営責任者)のスピーチやロックバンドの演奏、花火の打ち上げなどが来場者をもてなした。既存メディアは排除され、招かれたのはユーチューバーやテスラ車オーナーなど約1万5000人の招待客と1人ずつの同行者のみ。それでも新工場の実力を知りたくて、ニューヨークからオースティンに飛んだ。
マスク氏の演説を含む屋外ステージでのイベントは午後9時からだったが、午後6時に現場に行くとすでに数百人ほどの「テスラファン」が全米各地から詰めかけていた。そこでコロラド州デンバーから来たというトニーさんと出会い、行動を共にするようになった。

交流を深めるうちに見えてきたのは、ファンのほとんどがテスラ車だけでなく同社株も保有している点だ。トニーさんも2017年から投資を始め、余生を暮らすめどがついたため数年前に早期退職した。
この記事は会員登録で続きをご覧いただけます
残り1216文字 / 全文1886文字
-
「おすすめ」月額プランは初月無料
今すぐ会員登録(無料・有料) -
会員の方はこちら
ログイン
日経ビジネス電子版有料会員なら
人気コラム、特集…すべての記事が読み放題
ウェビナー日経ビジネスLIVEにも参加し放題
バックナンバー11年分が読み放題
この記事はシリーズ「時事深層」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
6/20ウェビナー開催、「『AIバブル』の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う」

近年、ChatGPTをはじめとする生成AI(人工知能)の進化と普及が急速に進み、私たちの生活やビジネスに革新をもたらしています。しかし、注意が必要なリスクも存在します。AIが誤った情報を生成する可能性や倫理的な問題、プライバシーの侵害などが懸念されます。
生成AIの利点をどのように理解し、想定されるリスクに対してどのように対処するか。日経ビジネスは6月20日(火)に「『AIバブル』の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う」と題したウェビナーを開催します。日経ビジネス電子版にて「『AI新時代』の落とし穴」を連載中の米シリコンバレーのスタートアップ企業、ロバストインテリジェンスの大柴行人氏を講師に迎えて講演していただきます。
通常の日経ビジネスLIVEは午後7時に開催していますが、今回は6月20日(火)の正午から「日経ビジネス LUNCH LIVE」として、米シリコンバレーからの生配信でお届けします。ウェビナーでは視聴者の皆様からの質問をお受けし、モデレーターも交えて議論を深めていきます。ぜひ、ご参加ください。
■テーマ:「AIバブル」の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う
■日程:6月20日(火)12:00~13:00(予定)
■講師:大柴 行人氏(ロバストインテリジェンス共同創業者)
■モデレーター:島津 翔(日経BPシリコンバレー支局 記者)
■会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(原則ライブ配信)
■主催:日経ビジネス、日経クロステック、日経クロストレンド
■受講料:日経ビジネス電子版の有料会員は無料となります(事前登録制、先着順)。視聴希望でまだ有料会員でない方は、会員登録をした上で、参加をお申し込みください(月額2500円、初月無料)
Powered by リゾーム?