ロシアによるウクライナ侵攻で、日本の自動車メーカーはロシア事業の一時凍結に追い込まれる。経済制裁による物流の混乱などを背景に、現地での生産・販売の停止に踏み切るメーカーが相次ぐ。ロシアが主要生産国である金属材料の供給寸断や価格高騰などで、他地域の事業にも影響が広がりかねない。

トヨタの高級車ブランド「レクサス」を扱うモスクワの販売店(2019年撮影)(写真=ロイター/アフロ)
トヨタの高級車ブランド「レクサス」を扱うモスクワの販売店(2019年撮影)(写真=ロイター/アフロ)

 「既にロシアへの車両の輸出を停止していますが、サンクトペテルブルク工場の稼働も近日中に停止する予定です」。日産自動車は3月7日、こう発表した。「エクストレイル」や「キャシュカイ」など人気の多目的スポーツ車(SUV)を中心に販売してきたが、事業継続は難しくなった。

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 その4日前にはトヨタ自動車が現地生産と対ロ輸出の停止を発表。ロシアに派遣していた駐在員には、すでに帰国指示を出した。

 日系自動車メーカーでは三菱自動車とマツダもロシアに生産拠点を持つ。首都モスクワ南西のカルーガ州に欧州ステランティスとの合弁工場を構える三菱自は「部品の供給制約があるため、今後、(現地工場は)停止する可能性が高い」(三菱自)という。マツダも同様の状況だ。

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