この記事は日経ビジネス電子版に『世界最大の民主主義国インドが、ロシア制裁に慎重な理由』(3月1日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』3月14日号に掲載するものです。

インドがロシアのウクライナ侵攻に対し目立った批判を避けている。ロシアとの密接な関係を維持することで、中国との対立を有利に運びたいとのもくろみがある。日本や米国、オーストラリアと対中で協力関係にあるが、日和見を続ければ各国との関係に隙間風が生じる恐れも。

2021年12月、プーチン大統領はインドでモディ首相と会談した(写真=AFP/アフロ)
2021年12月、プーチン大統領はインドでモディ首相と会談した(写真=AFP/アフロ)

 2月25日の国連安全保障理事会。ロシアを非難する決議案は、常任理事国のロシアが拒否権を行使して否決され、ロシアの孤立を強調する狙いは十分に果たされなかった。採決を棄権したのが、中国とアラブ首長国連邦(UAE)、そしてインドだ。

 インドは2月27日、国連総会の緊急特別会合の開催について是非を問う採決でも棄権。3月2日、ロシアに即時撤退を求める緊急特別会合の決議も棄権した。

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