この記事は日経ビジネス電子版に『ソニーが「音のメタバース」で攻勢、穴あきイヤホンは新体験を生むか』(2月21日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』3月7日号に掲載するものです。
ソニーが耳をふさがない“穴あき”型のイヤホンを発売する。「ながら聴き」に対応するだけでなく、人気AR(拡張現実)モバイルゲームとの協業も打ち出した。ワイヤレスイヤホン市場で競争が激化する中、「体験」で消費者を引き付けられるか。

「ヘッドホンを再定義する。究極の『ながら聴き』が可能だ」。ソニーが2月16日に発表した完全ワイヤレスイヤホン「LinkBuds(リンクバッズ)」。モバイルプロダクト事業部の中村裕事業部長はオンライン会見で「新構造」のイヤホンに自信を見せた。
リンクバッズは、イヤホン中央の小さな穴で耳を完全にふさがないのが特徴だ。重さは片側約4.1gと、同社の完全ワイヤレスで最小・最軽量。音楽配信サービスの普及でZ世代を中心に高まる「ながら聴き」のニーズに対応する。25日に発売し、価格は税込みで2万3000円前後となる。
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