この記事は日経ビジネス電子版に『ホンダも出資、GM子会社が無人運転タクシーのサービス開始』(2月22日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』2月28日号に掲載するものです。

アプリでクルマを呼ぶと誰も乗っていない自動運転車が到着し、目的地まで運んでくれる。そんなサービスが米サンフランシスコの市街地で始まった。手掛けるのは米ゼネラル・モーターズ(GM)子会社だ。「2030年に自動運転事業の売上高が500億ドルになる」とまでGMが主張する背後には豊富な実績がある。

<span class="fontBold">クルーズはサンフランシスコ市街地で無人運転サービスを一般向けに提供し始めた</span>
クルーズはサンフランシスコ市街地で無人運転サービスを一般向けに提供し始めた

 「サンフランシスコ、唯一無二の乗車体験の準備はできましたか?」。2月1日、こんなキャッチフレーズをつけたサービスが米サンフランシスコで始まった。仕掛けたのは自動運転技術を手掛ける米クルーズ。米ゼネラル・モーターズ(GM)子会社で、ホンダやソフトバンクグループが出資することでも知られる。

 クルーズが始めたのは、無人運転の車両で送迎する、いわゆる「ロボタクシー」サービスだ。乗りたい場所で呼ぶと、人が誰も乗っていない車両が迎えに来て、後部座席に乗車すると自動運転で目的地まで運んでくれる。一般の利用希望者が公式サイトで登録すれば、誰でも無人運転の車両に乗れる。

応募殺到、2週間後も乗れず

 記者も募集開始日に登録したが、登録確認のメールが届くのみ。2週間たってもなしのつぶてだ。新しい技術に興味を持つ住民が多いベイエリアらしく、応募が殺到したようだ。

 しびれを切らしてクルーズに取材を申し込んだところ、「既にたくさんの人が順番待ちのリストに登録している。まずは彼らを優先したい」と断られた。クルーズは詳細を明かさないものの、「車両台数や時間帯を限定した小規模な運行のため、希望者全員が乗れるようになるにはしばらく時間がかかる」と説明する。車両台数は10台程度とみられている。

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