この記事は日経ビジネス電子版に『売上高4割水増しも 東証1部のグレイステクノロジー、粉飾の手口』(2月16日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』2月28日号に掲載するものです。

東証1部上場のグレイステクノロジーで不正会計が発覚し、上場廃止が決まった。売上高の約4割を驚くような粉飾で水増しし、徹底した偽装工作で監査法人をもだまし抜いた。一時は成長企業として注目された企業はなぜ転落し、会計士はどうして見抜けなかったのか。

 「ここまでやるか……」。1月末、東証1部上場のグレイステクノロジーで起きた不正会計に対する特別調査委員会の調査報告書が、企業の財務担当者や会計士らを驚かせた。

 グレイスの中核事業は建設機械や半導体製造装置などのマニュアルの作成。1984年に事実上の前身会社を創業者A氏が興し、2016年に東証マザーズに上場、18年に1部に昇格した。成長企業として注目されたが、売上高の約3~4割は不正による水増しだった。

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