この記事は日経ビジネス電子版に『海外好調のセブン&アイ、屋台骨の国内コンビニに忍び寄る不安』(1月17日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』1月31日号に掲載するものです。

2022年2月期通期の連結業績予想を上方修正したセブン&アイ・ホールディングス(HD)。翌日の株価が一時前日比8%高になるなど、株式市場は業績の先行きを好感した。ただし、営業利益の半分以上を占める屋台骨の国内コンビニ事業は停滞が続いている。

<span class="fontBold">国内コンビニ事業の通期見通しを下方修正した</span>(写真=Stanislav Kogiku/SOPA Images via ZUMA Press Wire/共同通信イメージズ)
国内コンビニ事業の通期見通しを下方修正した(写真=Stanislav Kogiku/SOPA Images via ZUMA Press Wire/共同通信イメージズ)

 「住宅型・郊外型立地の苦戦」「新規顧客向け販促の不足」──。1月13日にセブン&アイHDが発表した2021年3~11月期決算資料には、国内コンビニ事業の業績停滞に関する強い危機感を示す文言が並ぶ。

 全社で見れば業績は好調だ。決算発表に合わせて22年2月期通期の業績予想を上方修正。営業収益は8兆7220億円と従来予想から4130億円引き上げ、本業のもうけを示す営業利益は同200億円増となる4000億円とした。21年5月に米ガソリンスタンド併設型コンビニ「スピードウェイ」の買収を完了したこともあり、いずれも21年2月期を上回る。純利益は従来予想から250億円上振れし、過去最高となる2150億円を見込む。

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