この記事は日経ビジネス電子版に『正念場のみずほFG、新社長は「ドラッカーの教え」を守れるか』(1月20日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』1月31日号に掲載するものです。

相次ぐシステム障害で失った信頼の回復が急務となっている、みずほフィナンシャルグループの新体制が決まった。サービスの安全提供はもちろん、企業風土改革に取り組みつつ、業績も向上させる道は険しい。新体制の決定過程ではいまだ旧3行の「縄張り意識」も見え隠れする。トップに就く木原正裕氏の手腕やいかに。

<span class="fontBold">課題が山積するみずほFGのかじを取る、木原正裕新社長</span>(写真=共同通信)
課題が山積するみずほFGのかじを取る、木原正裕新社長(写真=共同通信)

 「企業文化は戦略に勝るほど重要だ」。2月1日付でみずほフィナンシャルグループ(FG)の新社長に昇格する木原正裕執行役(56)は、ピーター・ドラッカーが残したこの言葉を座右の銘にしている。

 2021年、みずほのシステム障害は計9回に上り、年が替わった1月11日にも発生。金融庁による業務改善命令で「言うべきことを言わない、言われたことだけしかしない」と酷評された企業文化が染みついていることがうかがえる。木原氏は1月17日の記者会見で「人の意見を聞くのが私の特長であり、その観点からカルチャーをつくっていく。社員と意見を戦わせながら、より良いみずほをつくっていきたい」と誓った。

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