この記事は日経ビジネス電子版に『アスクルと日野、宅配トラックのEV化探る 輸送効率の維持がカギ』(1月21日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』1月31日号に掲載するものです。

オフィス用品販売のアスクルは商品の配達に電気自動車(EV)のトラックを使う実証実験に乗り出した。日野自動車が開発した小型車両を導入し、かつて使い勝手の面で壁に突き当たったEVの導入に挑戦する。運輸部門の排ガス削減は国の脱炭素に欠かせない。アスクルの試みはEVシフトの今後を占う試金石となる。

<span class="fontBold">アスクルは日野自動車などと小型EVトラックの実証実験を始めた</span>
アスクルは日野自動車などと小型EVトラックの実証実験を始めた

 アスクルは1月19日、日野自とEVのトラックの活用に向けた実証実験を始めた。2022年夏に日野自が発売する小型EVのトラック「デュトロZ EV」を東京都内の配送に試験導入する。日野自と関西電力の共同出資会社CUBE-LINX(キューブリンクス、東京・新宿)が車両の充電管理をはじめとしたエネルギーマネジメントを担う。

 脱炭素の流れが急速に産業界で進むなか、アスクルはサプライチェーン(供給網)全体で温暖化ガス排出の抑制を目指している。その一環で、同社は16年から配送現場でEVを部分的に導入してきた。

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