この記事は日経ビジネス電子版に『HOYAの鈴木CEO退任 在任21年、貫いた「遠心力経営」』(1月14日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』1月24日号に掲載するものです。

HOYAの鈴木洋CEO(最高経営責任者、63)が3月1日付で退任する。トップ在任期間は21年を超える。ヘルスケアなど各事業に権限を持たせる「遠心力経営」で成長、企業統治(ガバナンス)にも手腕を発揮した。投資に対する収益力にこだわり続け、話題を呼んだ買収合戦では「高すぎる」として手を引く冷静な判断も下した。

HOYAの時価総額は6.5倍になった
●鈴木氏がトップ在任中の業績
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注:時価総額は各年末時点、22年は1月12日時点(写真=陶山 勉)

 時価総額は6.5倍の5兆8500億円(1月12日現在)、2021年3月期の売り上げ収益(売上高)は2.3倍の5479億円、税引き前利益は3.4倍の1592億円。鈴木CEOはトップに就いた00年6月以降、十分な功績を残した。

 「家族とゆっくりとした時間を過ごしたいという気持ちが強くなった」。退任が発表された21年12月、鈴木氏はこうコメントした。筆頭独立社外取締役の浦野光人氏(元ニチレイ相談役)によると、退任の申し出があったのは1年ほど前だという。

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