この記事は日経ビジネス電子版に『東芝の3分割案に暗雲 大株主が反対で「先手」』(1月6日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』1月24日号に掲載するものです。

3月末までに東芝が開く予定の臨時株主総会を巡り、海外拠点の大株主が先手を打った。定款変更を求めつつ自らは反対することで、会社側が目指す3分割案を「実質的に葬る」狙いがありそうだ。第1ラウンドは2月上旬に開催する対話集会。経営陣は非上場化を求める株主を納得させられるか。

<span class="fontBold">東芝の綱川社長は会社の3分割案を「最善策」と強調してきた</span>(写真=Bloomberg/Getty Images)
東芝の綱川社長は会社の3分割案を「最善策」と強調してきた(写真=Bloomberg/Getty Images)

 1月6日朝、バイク便で1通の書簡が東京・芝浦の東芝本社に届けられた。差出人は同社の大株主であるシンガポール拠点の資産運用会社、3Dインベストメント・パートナーズ。「臨時株主総会の招集」を請求するという内容だ。

 東芝は2021年11月に「会社の3分割案」を発表し、「株主の皆様に意見を伺う」(綱川智社長兼CEO=最高経営責任者)ための臨時株主総会を22年3月までに開くと公言した。会社側の機先を制する形で3Dが総会を要求した。

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