この記事は日経ビジネス電子版に『コロナ禍とシェアでビジネスジェット活況、ホンダは低燃費の新型機』(10月19日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』10月25日号に掲載するものです。

ビジネスジェット市場が急回復し、コロナ禍前の2019年を上回る水準で推移している。他人との接触機会を減らしたい利用者が増え、シェアリングサービスの台頭が利用の障壁を下げた。ビジネスジェットのボリュームゾーンに向けた新型機を発表したホンダが提案した新機軸とは。

(写真=ロイター/アフロ)
(写真=ロイター/アフロ)

 「世界のビジネスジェットのトラフィックは完全に回復した」。10月に米ラスベガスで開催されたビジネスジェットの展示会。米ボーイングのボーインググローバルサービス部門でセールスを担当するサミル・サーガル・シニアディレクターはこう語った。コロナ禍の影響が出る前の2019年に比べてトラフィックが15%以上増えているという。

 ビジネスジェットの好調ぶりは米連邦航空局(FAA)が発表する米国の運航回数(国内線および国際線)を見ても明らかだ。20年3月から12カ月連続で前年割れが続いた運航回数は、ワクチン接種が進んだ21年3月から急回復。同月以降は19年の水準を上回って推移している。特に直近の3カ月間(6~8月)で見ると、前年同期比では48%増、19年同期比でも19%増だ。

パイロット不足も生じるほど

 コロナ禍で停滞したビジネスジェットの製造や納入も22年中にはコロナ禍前の水準に戻る見通し。ボーイングのサーガル氏は「あまりの好調ぶりでパイロット不足も生じている」と話す。

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