この記事は日経ビジネス電子版に『ソフトバンク・ドコモ「顔パス」に熱視線 5Gにらみ法人開拓』(10月19日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』10月25日号に掲載するものです。

通信大手が相次いで顔認証ソリューションの提供に乗り出した。ソフトバンクは自社開発に踏み出し、NTTドコモは米社のソフトをクラウドで提供する。高速・大容量通信5G時代の売りにしようとしているが、通信の安定性に不安が残っている。

<span class="fontBold">ソフトバンクが沖縄でのBリーグ開幕戦で実施した顔認証の実証実験では、他人と誤認識されるケースもあった</span>
ソフトバンクが沖縄でのBリーグ開幕戦で実施した顔認証の実証実験では、他人と誤認識されるケースもあった

 沖縄アリーナ(沖縄市)で9月30日と10月2日、男子プロバスケットボール「Bリーグ」の開幕戦が行われた。ソフトバンクはこの2試合で、顔認証ソリューション「Face&Go」の実証実験に取り組んだ。入場者の4割、延べ約3400人が参加した。

 実験はBリーグが非接触の仕組みを求めたことがきっかけ。利用者が顔情報を登録すれば送迎バスやフード、ドリンク、グッズが無料になる。

 ソフトバンクは子会社を通じ、香港の顔認証大手センスタイムの技術を使ったソリューションを提供してきた。だが、5G時代をにらめば自社に技術が必要だと、Face&Goの開発に踏み切った。実験では認証精度が安定しないなど、今後の開発課題が見つかったという。

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