この記事は日経ビジネス電子版に『空飛ぶクルマに小型ロケット 未来のホンダは「宙」で競う』(10月5日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』10月11日号に掲載するものです。
ホンダが航空や宇宙といった“宙(そら)”への挑戦を加速させる方針を示した。空飛ぶクルマを使うモビリティーサービスを事業化し、小型人工衛星を打ち上げるロケットも開発する。2018年から進めた本田技術研究所の抜本改革で「近未来より先の技術」に集中できる環境が整った。

「我々に普通のことは期待されていない。普通では認められないので、チャレンジャーでありたい」。ホンダの研究開発における使命をこう語ったのは、本田技術研究所の大津啓司社長。9月30日、電動垂直離着陸機(eVTOL)や小型ロケット、月面エネルギーシステムなどの研究開発について明らかにし、航空や宇宙などの分野に力を入れる方針を示した。
「空飛ぶクルマ」と呼ばれるeVTOL分野では、ガスタービンエンジンと電動化技術を組み合わせた「Honda eVTOL」の開発を進めている。ハイブリッド式にして400km程度の航続距離を実現し、都市内の近距離移動だけでなく中長距離の高速移動も可能にする考えだ。
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