この記事は日経ビジネス電子版に『キャディ80億円調達、米大手も対抗 熱帯びるデジタルものづくり』(9月21日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』9月27日号に掲載するものです。

3次元CADデータを送信すると自動で見積もりし、機械加工してくれるサービスの競争が激しくなっている。米大手は日本でパートナー企業の開拓に乗り出し、加工できる品種を2022年から一気に増やす。日本のスタートアップは大型の資金調達に成功した。「デジタルものづくり」が開花する土壌が整ってきた。

 「パートナーと組むことで、加工できる部品の種類が格段に増える」。3次元CAD(コンピューターによる設計)データを使った機械部品の受託加工サービスを手掛ける米プロトラブズ日本法人(神奈川県座間市)の今井歩社長は、新サービスの立ち上げに奔走する。

 同社は顧客から送られてきた部品の3次元データを自動で解析して加工費を見積もり、部品加工して顧客に届けてきた。これまで請け負ってきたのは金型を使った樹脂の射出成型品や、金属や樹脂の単純な切削加工のみ。ほかにも、「対応できる加工誤差は0.1mmまで」「部品の大きさは切手大からA3用紙大まで」「最大で月産1万個程度まで」といった制約も設けていた。

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