この記事は日経ビジネス電子版に『ゼブラ、超定番のシャーボ刷新 「不便は当然」の思い込み排す』(9月7日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』9月20日号に掲載するものです。

文具大手のゼブラが、赤と黒のボールペンにシャープペンも使える多機能ペン「シャーボ」を刷新した。一般の多機能ペンと違って分解しなくても、ペン上部からシャープ芯を入れられる。累計7000万本を売った超定番。その見直しは、同社が「あって当然の不便」と思っていた呪縛を解く作業だった。

分解せずにシャープ芯を補充
●シャーボNuと上からの断面図
<span class="textColTeal"><span class="fontSizeL">分解せずにシャープ芯を補充</span><br />●シャーボNuと上からの断面図</span>

 右へ回すとシャープペン、左へ回すとボールペン──。ゼブラのシャーボはかつて、こんなテレビCMで一世を風靡した。発売は1977年で、社会人も学生も飛びつく看板商品に育った。それから40年以上たち、内部の構造も変える刷新を施した新作が、2020年11月に発売した「シャーボNu(ニュー)」(税込み1980円)だ。

 特徴は、一般の多機能ペンと違ってペンを分解しなくても、シャープ芯の補充ができること。普通は、シャープ芯を入れる内部の「シャープメカ」が、他のボールペンの芯と共に円形に並んでいて、シャープメカが中心になく、上部から芯を入れられない。

 普通のシャープペンならできることが、多機能ペンになるとできない──。新商品ではここを解決し、変化を起こした。同社によると、分解せずに、芯を上から入れられる回転式の多機能ペンは市場にないという。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り849文字 / 全文1455文字

日経ビジネス電子版有料会員になると…

人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題

オリジナル動画が見放題、ウェビナー参加し放題

日経ビジネス最新号、10年分のバックナンバーが読み放題

この記事はシリーズ「時事深層」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。