この記事は日経ビジネス電子版に『「ワンオペ情シス」の壁を壊せ、ラクスルやマネフォが新サービス』(9月2日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』9月13日号に掲載するものです。

リモートワークが加速度的に進むに連れて、企業の情報システム(情シス)担当者の仕事量が急増している。IT人材が社会全体で慢性的に不足し、情シスが1人しかいない「ワンオペ情シス」の企業も少なくない。こうした企業をサポートするサービスが生まれつつある。デジタル化を止める「弱点」を補えるか。

情シスの「ワンオペ以下」が3割
●情シス担当者の数
<span class="fontSizeL textColTeal">情シスの「ワンオペ以下」が3割</span><br /><span class="fontSizeS textColTeal">●情シス担当者の数</span>
注:社員が100~1000人規模のデータ
出所:デル・テクノロジーズ「IT投資動向調査」
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 9月1日、ネット印刷や物流サービスを手掛けるラクスルは、企業の情報システム担当の負荷を軽減する新たなサービス「ジョーシス」を発表した。オンラインやクラウド経由でソフトを利用するSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)の管理や、従業員の入社や退社に伴うアカウントの設定などが一括でできるサービスだ。

 新型コロナウイルス禍で在宅勤務が一気に広がり、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)も進む。一方で、そのしわ寄せが及んでいるのが企業の情報システム(情シス)担当者だ。従業員が在宅で仕事をするためのパソコンの設定をしたり、利用が増えるSaaSの管理をしたりするなど、情シスの業務は爆発的に増えている。

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6/20ウェビナー開催、「『AIバブル』の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う」

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