この記事は日経ビジネス電子版に『抜け穴の「白ナンバー」も 企業に迫られる飲酒運転対策』(8月24日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』8月30日号に掲載するものです。

飲酒していたトラック運転者が引き起こした、痛ましい児童5人の死傷事故。顧客の荷物を有償で運ぶトラックに義務付けてきた酒気帯びチェックに抜け穴があった。自社の荷物を運ぶ「白ナンバー」のトラックでも飲酒運転を防ぐ体制づくりが避けられない情勢だ。

<span class="fontBold">輸送用トラックの8割を占める「白ナンバー」の飲酒運転防止策が焦点に</span>(写真=PIXTA)
輸送用トラックの8割を占める「白ナンバー」の飲酒運転防止策が焦点に(写真=PIXTA)

 千葉県八街市で6月末に起きた、下校中の児童の列に飲酒運転のトラックが衝突した死傷事故。これを受けて政府が設置した「交通安全対策に関する関係閣僚会議」は8月4日に開いた第2回会合で、公立小学校の通学路の安全確認や飲酒運転の防止に向けたアルコール検知器の活用などを後押しする緊急対策を決定した。

 焦点となりつつあるのが、先の事故を引き起こした「白ナンバー」の自家用トラックの取り扱いだ。赤羽一嘉国土交通大臣は4日の閣僚会議で自家用トラックについて言及し、「使用者における義務の徹底や対策の拡充について警察庁と連携して取り組んでいく」と表明した。

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