この記事は日経ビジネス電子版に『NTTドコモが宝塚ライブ配信 5G活用に道開く逆転の発想』(8月19日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』8月30日号に掲載するものです。

NTTドコモが高速通信規格「5G」を2020年3月に商用化し、1年半になろうとしている。高精細な8K映像を配信できるが、スマートフォンは画面が小さく、その実力を体感しにくい。宝塚のライブ配信では、ズームにしてもハイビジョン並みの画質である点を前面に出し、サービスの在り方を1つ示した。

 「5Gは本格的な普及期に入った」。NTTドコモの丸山誠治副社長は、同社の6月末の契約数が535万件となったことを受けてこう語った。2022年3月末の目標である1000万件に向け、順調に進んでいるように見える。

 ただ、利用者からは「5Gで何が変わったのか、変わるのかよく分からない」という声が多く聞かれる。3Gではスマートフォンが登場し、4Gでは動画が普及した。5Gでは今のところ、端末もコンテンツも変化していない。スマホがほぼ全て5G対応になったため、自動的に契約が増えている。

 通信会社自身、5Gでどんなサービスを生み出せるのか模索を続けている。ドコモは約4000社と開発に向けて協業し、300件近いプロジェクトを実施した。企業の関心が高い分野は映像関連で、相談の3分の1を占める。

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