この記事は日経ビジネス電子版に『好調の自動車「欲しくても買えず」 受け皿にカーシェアが浮上』(8月10日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』8月16日号に掲載するものです。

トヨタ自動車が最高益を更新し、日産自動車が黒字転換を果たした2021年4~6月期決算。コロナ禍の影響が大きかった前年から急回復したが、半導体不足や変異株の問題が影を落とす。消費者が欲しくても買えない状況が続く中、新しい利用形態がさらに広がりそうだ。

 「米国を中心に市場環境が好転している。販売の質の向上や財務基盤の改善を着実に進められた」。日産自動車の内田誠社長兼最高経営責任者は7月28日に開いた決算会見でこう述べ、低迷からの脱却を印象づけた。

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