三菱電機は7月28日、漆間啓専務執行役が社長に就任したと発表した。検査不正を受けて引責辞任した、杉山武史前社長の右腕だった人物だ。代わり映えしない人事の背景にあるのは、社外取締役の限界だ。

<span class="fontBold">引責辞任した杉山氏の後任には右腕だった漆間氏が就いた</span>(写真=共同通信)
引責辞任した杉山氏の後任には右腕だった漆間氏が就いた(写真=共同通信)

 「今回は執行側からの(社長)候補はもらわなかった。選任は今までと違う形を取った」

 7月28日の三菱電機の新社長就任会見。社外取締役で指名委員会委員長の薮中三十二氏(元外務事務次官)は、社長を引責辞任した杉山武史氏の後任選考プロセスについてこう述べた。「社外取締役が自発的に動き出した」とも語り、独立して選考したことを強調した。

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