この記事は日経ビジネス電子版に『ANAが仮想旅行スタート、観光地を走り回る「分身」がこれ』(7月20日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』8月2日号に掲載するものです。

コロナ禍に苦しむANAホールディングス(HD)が「仮想旅行」ビジネスに力を入れている。コロナ以前は売上高2兆円企業だった同社にとって、こうした新規ビジネスの収益面での貢献は微々たるものだ。今期の黒字化を目指し、コスト削減に努める中、収益性が不透明な事業に本腰を入れる理由は奥が深い。

 「newme(ニューミー)を使えば世界中の人々が一瞬でどこにでも行けるようになる」。ANAHDが99%出資するavatarin(アバターイン、東京・中央)の深堀昂CEO(最高経営責任者)はこう話す。

 ニューミーとは、アバターインが開発したネットワーク接続の遠隔操作ロボット。パソコンのキーボードにある方向キーを使って操作する。複数のカメラやマイク、スピーカーを搭載し、操作する側の顔を映せるディスプレーを備えている。カメラで捉えた現地の映像を見ながら、ロボの近くにいる人との会話も楽しめる。

<span class="fontBold">ANAHDは遠隔操作ロボを使い観光を疑似体験できるサービスを始める。ディスプレー上に操作する側の顔を映し会話もできる</span>
ANAHDは遠隔操作ロボを使い観光を疑似体験できるサービスを始める。ディスプレー上に操作する側の顔を映し会話もできる

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