この記事は日経ビジネス電子版に『テスラのマスクCEOが、7年前に本誌に語った切望が欧州で現実に』(6月30日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』7月19日号に掲載するものです。

「自動車大手とEVで競争したい」。7年前、米テスラのイーロン・マスクCEOが語った未来が現実になりつつある。欧州で販売を大きく伸ばし、独フォルクスワーゲンと激しいつばぜり合いを演じているのだ。欧州でのシェア争いは、今後の世界市場におけるEV競争の前哨戦と位置付けられる。勝つのはどちらか。

英ロンドンのテスラの販売店。平日昼間でも来店客が絶えない

 「自動車大手と電気自動車(EV)で激しく競争することを心から望んでいる」。7年前、米テスラのイーロン・マスクCEO(最高経営責任者)は本誌にこう語った。2014年のテスラの年間販売台数は3万5000台。目の前で話を聞いた筆者には想像できなかったその未来が、欧州で現実になりつつある。同社が独フォルクスワーゲン(VW)とつばぜり合いを演じているのだ。

 19年、ブランド別のEV販売シェアで欧州首位は仏ルノー。だが20年、新型コロナウイルスの大流行で店舗販売が難しくなり、オンライン販売が主体のテスラが一気にシェアを伸ばした。

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