7月1日、セブン&アイ・ホールディングスは2026年2月期までの中期経営計画を発表した。今春に発表を2回延期する異常事態となったが、米コンビニ大手の買収が決まり、中期の見通しが立ったという。掲げたのは徹頭徹尾、海外での成長。得意の店舗管理の力を生かせば、グローバルで飛躍できると読んでいる。

<span class="fontBold">井阪氏はかねてスピードウェイの買収が必要だと強調してきた</span>(写真=左:共同通信)
井阪氏はかねてスピードウェイの買収が必要だと強調してきた(写真=左:共同通信)

 セブン&アイ・ホールディングスは4月、5月と延期していた中期経営計画を発表した。昨春にもコロナ禍のため1度見送っており、都合3回の延期の末、ようやくの公表となった。

 今春の延期は傘下の米セブンイレブンによる米コンビニエンスストア大手、スピードウェイの買収でトラブルがあったため。4月は日本の公正取引委員会に当たる米連邦取引委員会(FTC)による承認手続きが遅れた。5月中旬には米セブンが買収完了を発表したが、直後にFTCの委員2人が反対声明を出す異例の事態となっていた。

 「本当によかった。海外事業は成長の軸の一つであり、スピードウェイの買収はその橋頭堡(きょうとうほ)だ」。大もめとなっていた2兆円超の大型買収をFTCが6月下旬までに承認し、セブン&アイの井阪隆一社長はオンライン会見で一安心した様子だった。

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