この記事は日経ビジネス電子版に『日立、2025年度に営業利益「1兆円」 大台宣言が示す本気度』(6月16日)『日立製作所 小島・新社長はハングリー精神秘める研究者』(6月29日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』7月5日号に掲載するものです。

日立製作所は6月23日、7年ぶりに社長が交代し、小島啓二氏が副社長から昇格した。同社が成長の核に据えるIoTサービス基盤「ルマーダ事業」の生みの親だ。掲げたのは営業利益1兆円。世界の巨大上場企業に仲間入りできるか。

<span class="fontBold">小島啓二社長はどんな逆境でも営業利益を1兆円出せる企業を目指すと語る</span>
小島啓二社長はどんな逆境でも営業利益を1兆円出せる企業を目指すと語る

 小島社長は日立の新たな経営目標として「2026年3月期に営業利益1兆円」を掲げている。6月25日の記者会見では「いろんな逆境の中でも揺るがずに1兆円をしっかり出す。強靱(きょうじん)な会社にすることがバトンを受けた私の役割だ」と話した。

 世界の上場企業の決算をQUICK・ファクトセットで調べたところ、直近期にEBIT(利払い・税引き前利益)が1兆円を超えた企業は約70社。日本勢ではソフトバンクグループ、トヨタ自動車、NTT、ソニーグループ、KDDIが入っている。

 “1兆円クラブ”への仲間入りを果たすのは並大抵のことではない。過去最高の営業利益でも19年3月期の7549億円だった。21年3月期は前期比25%減の4951億円で、目標はここから2倍の水準だ。

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