この記事は日経ビジネス電子版に『出資ラッシュの小型原子炉 日本の“お弁当箱”技術に頼る』(6月17日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』6月28日号に掲載するものです。
小型原子炉開発の米ニュースケール・パワー(NSP)に出資し、プラント建設に参画するとIHIが発表した。4月にNSPへの出資を発表していた日揮ホールディングスとともに取り組む。実際の設計や建設のノウハウに乏しいNSPが求めたのは日本勢が得意とする「お弁当箱」技術だ。

「安全で信頼性のある原子力エネルギーの変革においてIHIは大事なパートナーだ」。オンラインの出資契約締結式で、NSPのジョン・ホプキンス会長兼最高経営責任者(CEO)はこう強調。IHIの井手博社長も笑顔で応じた。
小型モジュール原子炉(SMR)の開発を手掛けるスタートアップのNSPは、米国の当局からいち早く型式認定を取得。日立GEニュークリア・エナジーや米ウエスチングハウスなどの大手に先行する。
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