この記事は日経ビジネス電子版に『独ライカ初のスマホ、日本限定販売 ファーウェイ排除が背景に』(6月22日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』6月28日号に掲載するものです。

ドイツのライカカメラが7月以降、同社の初ブランドとなるスマートフォンで日本市場に参入する。デジタルカメラ並みの画質が売りだが、意外なのは日本でのみ発売することだ。背景には中国通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)を巡る米中対立が絡んでいるようだ。

ソフトバンクが「ライツフォン ワン」を独占販売する

 「ライカは1972年から日本企業と協業してきた。今回はソフトバンクと取り組む」。ライカのアンドレアス・カウフマン社主はカメラや外観、内蔵アプリなどを全面監修した同社初ブランドとなるスマホ「ライツフォン ワン」を発表した。ソフトバンクが独占販売する。

 画像センサーの大きさは1インチと一般的な端末の約5倍。多くの光を取り込むことで背景を自然にぼかし、暗い場所にも強い。価格は18万7920円(税込み)だ。

 今回の発表で不思議なのは、自社ブランドのスマホを日本限定で投入すること。謎を解く鍵は、発表会で言及されなかったファーウェイにありそうだ。米国から制裁を受けているこの巨大企業とライカは国際的に協業している。

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