この記事は日経ビジネス電子版に『ヤマハ発動機が「つながる」スクーター あえて主力車種で挑戦』(6月10日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』6月21日号に掲載するものです。
ヤマハ発動機は6月28日、国内モデルとして初めてスマホ連携機能を備えたスクーターを発売する。スクーター内部の詳細な情報をアプリで見せたり、適切なタイミングでのメンテナンスを推奨したりする。主力車種を足掛かりに、2030年までにすべての製品をつなぐ目標に突き進む。

ヤマハ発動機が「つながる」スクーターの第1弾として選んだのは排気量125ccクラスの「NMAX ABS」。同社が提供するスマホアプリ「Y-Connect」との通信機能を備えた。エンジンの回転数やスロットルの開度などを表示する画面にして車両のメーターを拡張するのにスマホを使ったり、スマホの着信や通知を車両側のメーターで知らせたりできる。走行距離や経過日に基づいてエンジンオイルの交換を推奨する機能もある。
ヤマハ発動機の二輪車事業は、売上高の約6割をアジア地域が占める。そのアジア地域では125ccクラスのスクーターが主力車種となっている。日本でも、最高速度が時速60kmまで認められながらも手軽に乗れる「原付二種」として人気を集めている。ランドモビリティ事業本部MC事業部グローバルブランディング統括部の山田宗幸主務は「販売台数が多く、コスト競争力が重要になる車種を、あえて第1弾として選んだ」と話す。
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