この記事は日経ビジネス電子版に『コロナ対策、英国の大成功と大失敗』(5月24日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』6月7日号に掲載するものです。

英国が圧倒的なスピードで新型コロナウイルスのワクチン接種を進め、感染者を急減させた。だが、インド型の変異ウイルスの感染が拡大し、6月の規制緩和を見直す可能性が出ている。消費を正常化させ、経済を急回復させるシナリオの実現性が、やや不透明になってきた。

4月末、大規模イベントの安全性を調べるためのダンスパーティー(写真=Anthony Devlin/Getty Images)

 英国で新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでいる。5月27日時点で1回目の接種済みは約3900万人、全人口の57%に達する。ワクチンの調達や接種計画の立案に民間の力を活用し、薬剤師や医学生を動員するなど迅速かつ柔軟な対応により新規の感染者は急減し、規制緩和も進んできた。筆者が4月末に英アストラゼネカ製ワクチンを接種した際には、手際の良さを実感した。

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