この記事は日経ビジネス電子版に『「マスク砲」で急落ビットコイン 見えた投資対象としての存在感』(5月21日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』5月31日号に掲載するものです。

高値圏で推移していたビットコインの価格が10日余りで約40%下落した。米テスラのビットコインに対するスタンスや、米国や中国の締め付け強化の動きが価格を乱高下させている。株式市場にも影響を与えており、投資対象として一定の存在感を獲得している点が浮き彫りとなった。

<span class="fontBold">テスラの購入も追い風にビットコイン価格は上昇したが、マスク氏の発言で一転下落に</span>(写真=2点:ロイター/アフロ)
テスラの購入も追い風にビットコイン価格は上昇したが、マスク氏の発言で一転下落に(写真=2点:ロイター/アフロ)

 代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインの価格が乱高下している。4月には6万3000ドル台まで上昇し、その後は5万~5万5000ドル近辺で推移していたが、5月12日以降に急落。わずか10日余りで約40%下落し、5月23日は終値ベースで3万3900ドルまで下がった。

価格は乱高下している
●ドル建てビットコイン価格の推移
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 きっかけは米テスラのイーロン・マスク氏のツイートだった。今やSNS上では「マスク砲」と呼ばれるほど、同氏の発言はビットコイン相場に大きな影響を与える。今年2月、テスラは余剰資金15億ドル(約1570億円)を使ってビットコインを購入したことを明らかにした。同社製品の支払いにビットコインを使えるようにもした。

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