この記事は日経ビジネス電子版に『アップルの紛失防止タグ、「反競争的」と競合が非難』(4月28日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』5月10日号に掲載するものです。

米アップルが4月20日(米国時間)に発表した紛失防止タグ「AirTag(エアタグ)」が波紋を呼んでいる。参入が以前から噂されていたこともあり、製品を発表したことへの大きな驚きはなかった。ところが、あるスタートアップ企業がアップルにかみついた。紛失防止タグの市場で先行していた米タイルだ。

<span class="fontBold">「AirTag」を使うと自分のタグがどこにあるかをスマホで調べられる</span>
「AirTag」を使うと自分のタグがどこにあるかをスマホで調べられる

 「プラットフォーマーという優位な立場を利用しており、反競争的だ」。紛失防止タグを手掛ける米タイルで最高プライバシー責任者を務めるクリステン・ダル氏は4月21日に開催された米議会上院の公聴会で、「AirTag」を発表した米アップルをこう批判した。

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