この記事は日経ビジネス電子版に『つぶやき1つに3億円、次のバブルはデジタル資産「NFT」?』(4月8日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』4月19日号に掲載するものです。

金融市場にまた一つ、バブルの芽が出てきた。「NFT」と呼ぶデジタル資産だ。ビットコインなど暗号資産(仮想通貨)と同じ基盤技術「ブロックチェーン」を使い、所有の真正性を証明するという。次々に登場する資産に資金が群がる構図は、過去の「バブル」を想起させる危うさが漂う。

ドーシー氏(左)の初投稿は3億円超で落札。当時「twttr」と書いていた(右、ツイッターから)(写真=左:ロイター/アフロ)

 「現状ではカネ余り下で投機の対象の一つになっている感が強い」。野村総合研究所の木内登英エグゼクティブ・エコノミストはNFT(Non-Fungible Token、非代替性トークン)の最近の盛り上がりについてこう指摘する。

 3月22日には世界の投資家を驚かせる取引があった。米ツイッターの創業者、ジャック・ドーシー最高経営責任者(CEO)が2006年3月21日に投稿した初ツイートが競売にかけられ、約291万ドル(約3億2000万円)で落札された。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り1019文字 / 全文1475文字

日経ビジネス電子版有料会員になると…

人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題

オリジナル動画が見放題、ウェビナー参加し放題

日経ビジネス最新号、9年分のバックナンバーが読み放題

この記事はシリーズ「時事深層」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。