この記事は日経ビジネス電子版に『スマホで接種証明 米国初の「ワクチンパスポート」は希望の光か』(4月5日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』4月12日号に掲載するものです。

ニューヨークでは、すさまじい勢いで新型コロナウイルスワクチンの普及が進む。3月26日からは、ワクチン接種や陰性結果を証明できるスマートフォンアプリの導入も始まった。いわゆる「ワクチンパスポート」を米国で初めて導入に踏み切ったクオモ同州知事。その狙いとは?

ワクチン接種者にはQRコードが付与される

 今、ニューヨーカーたちのもっぱらの話題は新型コロナウイルスのワクチン接種の「アポ取り合戦」だ。3月30日、対象が50歳以上から30歳以上に広がり、予約サイトはパンク状態に陥っている。

 筆者も31日から試みた。近隣の会場のリストから希望する場所を選ぶと、次に候補日が表れる。問題は、クリックするたびに空き状況が変わること。数日後の表示が出たと思ってクリックしても、すぐに誰かに取られていて先に進めない。

 ファイザー製ワクチンなら1カ月先に比較的空きがあった。ただ筆者が希望した1回の接種で済むジョンソン・エンド・ジョンソン製では何度やっても「空きなし」の表示に。1週間後の予約が取れるまで2日かかった。

 4月2日時点で米国の接種終了者は人口の17.5%に達している。ニューヨーク州では同日時点で人口の26.1%を網羅する分のワクチンが普及済みだ。

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