この記事は日経ビジネス電子版に『アップル、5Gで自前主義加速 クアルコムとの決別狙う』(3月19日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』3月29日号に掲載するものです。

製品や主要部品の設計・開発で「自前主義」を進めてきた米アップルが、その路線を加速させようとしている。ドイツ・ミュンヘンの研究開発施設を拡充し、5Gの通信用半導体の独自開発に乗り出すとみられる。ライセンス料を支払ってきた米クアルコムに依存する状況から抜け出し、iPhoneなどの競争力底上げを狙う。

<span class="fontBold">5G対応のiPhone12を手にするアップルのティム・クックCEO</span>(写真=Brooks Kraft/Apple Inc./AFP/アフロ)
5G対応のiPhone12を手にするアップルのティム・クックCEO(写真=Brooks Kraft/Apple Inc./AFP/アフロ)

 製品や主要部品の設計・開発で「自前主義」を進めてきた米アップルが、高速通信規格「5G」といった通信分野でもその動きを加速させようとしている。

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日経ビジネス2021年3月29日号 26ページより目次

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