みずほ銀行で、わずか2週間のうちに計4度のシステム障害が発生した。今春に予定していたトップ人事を凍結するという、前代未聞の事態にまで発展している。「過去2度の大規模障害から学んでいないみずほ」。不名誉な称号の裏には同行のしがらみの歴史も透ける。

 「結局、3行対等合併の弊害でしかない」。メガバンクでシステム開発に携わってきた男性はこう吐き捨てる。

わずか約2週間に4回も発生
●みずほ銀行で起きたシステム障害の経緯

 みずほ銀行の一連のトラブルは金融関係者でも目を覆うほどだ。2月28日、キャッシュカードなどが吸い込まれる事案が5000件以上、3月3日にはATM29台が一時ストップし、その後定期預金を一時預けられなくなるトラブルが発生。3月11~12日、外国為替システムでも障害が起き、263件の送金手続きが遅れた。

 みずほ銀行といえば、2002年と11年に起こした大規模障害を思い出す人も多いだろう。前出の男性は、02年の事案の前、内部から出ていた予言めいたシステム関係者の言葉を思い出す。

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