この記事は日経ビジネス電子版に『働き方改革と働きがいの不都合な関係、若手が求める成長環境とは』(3月4日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』3月15日号に掲載するものです。
若手社員の「働きやすさ」は高まる一方、「働きがい」が低下している。「働き方改革」の浸透で残業時間の削減は多くの企業で進んでいる。だが、そうした取り組みが若手の成長実感を得にくくし、働きがいをそいでいる可能性がある。
右のグラフを見てほしい。東証1部・2部上場企業の従業員が感じている「働きやすさ」と「働きがい」の推移だ。金融コンサルティング会社クレジット・プライシング・コーポレーション(CPC)のアナリスト、西家宏典氏がスコア化した。残業時間の削減などを柱とする働き方改革によって「働きやすさ」は着実に上昇している。だが一方で、「働きがい」は大きく低下している。
西家氏は口コミサイト「オープンワーク」に寄せられた上場企業で働く従業員の口コミから、「働きやすさ」や「働きがい」などを分析するモデルを構築した。2007~20年9月の累計約35万件の口コミを分析し、11年1月以降の推移を示したのが先のグラフだ。
この記事は会員登録で続きをご覧いただけます
残り958文字 / 全文1464文字
-
「おすすめ」月額プランは初月無料
今すぐ会員登録(無料・有料) -
会員の方はこちら
ログイン
日経ビジネス電子版有料会員なら
人気コラム、特集…すべての記事が読み放題
ウェビナー日経ビジネスLIVEにも参加し放題
バックナンバー11年分が読み放題
この記事はシリーズ「時事深層」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
6/20ウェビナー開催、「『AIバブル』の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う」

近年、ChatGPTをはじめとする生成AI(人工知能)の進化と普及が急速に進み、私たちの生活やビジネスに革新をもたらしています。しかし、注意が必要なリスクも存在します。AIが誤った情報を生成する可能性や倫理的な問題、プライバシーの侵害などが懸念されます。
生成AIの利点をどのように理解し、想定されるリスクに対してどのように対処するか。日経ビジネスは6月20日(火)に「『AIバブル』の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う」と題したウェビナーを開催します。日経ビジネス電子版にて「『AI新時代』の落とし穴」を連載中の米シリコンバレーのスタートアップ企業、ロバストインテリジェンスの大柴行人氏を講師に迎えて講演していただきます。
通常の日経ビジネスLIVEは午後7時に開催していますが、今回は6月20日(火)の正午から「日経ビジネス LUNCH LIVE」として、米シリコンバレーからの生配信でお届けします。ウェビナーでは視聴者の皆様からの質問をお受けし、モデレーターも交えて議論を深めていきます。ぜひ、ご参加ください。
■テーマ:「AIバブル」の落とし穴 ChatGPTリスクとどう向き合う
■日程:6月20日(火)12:00~13:00(予定)
■講師:大柴 行人氏(ロバストインテリジェンス共同創業者)
■モデレーター:島津 翔(日経BPシリコンバレー支局 記者)
■会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(原則ライブ配信)
■主催:日経ビジネス、日経クロステック、日経クロストレンド
■受講料:日経ビジネス電子版の有料会員は無料となります(事前登録制、先着順)。視聴希望でまだ有料会員でない方は、会員登録をした上で、参加をお申し込みください(月額2500円、初月無料)
Powered by リゾーム?