この記事は日経ビジネス電子版に『働き方改革と働きがいの不都合な関係、若手が求める成長環境とは』(3月4日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』3月15日号に掲載するものです。

若手社員の「働きやすさ」は高まる一方、「働きがい」が低下している。「働き方改革」の浸透で残業時間の削減は多くの企業で進んでいる。だが、そうした取り組みが若手の成長実感を得にくくし、働きがいをそいでいる可能性がある。

「働きがい」が損なわれている
●「働きやすさ」と「働きがい」のスコアの推移
出所: 「オープンワーク」のデータを基に西家宏典氏が作成。「2011年1月=1」としてスコア化

 右のグラフを見てほしい。東証1部・2部上場企業の従業員が感じている「働きやすさ」と「働きがい」の推移だ。金融コンサルティング会社クレジット・プライシング・コーポレーション(CPC)のアナリスト、西家宏典氏がスコア化した。残業時間の削減などを柱とする働き方改革によって「働きやすさ」は着実に上昇している。だが一方で、「働きがい」は大きく低下している。

 西家氏は口コミサイト「オープンワーク」に寄せられた上場企業で働く従業員の口コミから、「働きやすさ」や「働きがい」などを分析するモデルを構築した。2007~20年9月の累計約35万件の口コミを分析し、11年1月以降の推移を示したのが先のグラフだ。

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