この記事は日経ビジネス電子版に『スズキ、鈴木修会長が退任 「オサム後」模索した20年』(2月25日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』3月8日号に掲載するものです。

スズキは鈴木修会長が退任し、今年6月の株主総会を経て相談役に就任すると発表した。約40年にもわたって経営トップに君臨してきた自動車業界のレジェンドも、91歳で最前線から去る。名実ともにスズキの顔だった修会長の退任後、集団経営が軟着陸できるか。

(写真=陶山 勉)
(写真=陶山 勉)
約40年にわたり経営に携わり 売上高は約10倍に
●鈴木修氏のトップ就任以降の主な出来事と売上高
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 日本を代表する経営者の一人が第一線から退く。スズキは2月24日、鈴木修会長が退任し、今年6月の株主総会を経て相談役に就任すると発表した。同日開いた記者会見で、修会長は「(退任は)100周年の峠を越えたから決意した。納得できて辞めさせてもらうことになった」と話した。

 「『老害』といわれて久しいけれど、頭は若いということで考えてください」──。2020年初め、日経ビジネスのインタビューでは陣頭指揮を執り続けることに意欲を示していた修会長。長男の鈴木俊宏社長も「このタイミングで退任というのは思ってもみなかった」と話すサプライズ退任となった。

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