新型コロナウイルスの感染が広がって以降、東京・銀座の街からは3つの需要が消えた。接待や歓送迎会目的の法人需要、地方からの国内観光客、そしてインバウンド(訪日外国人)だ。最高級の店が並び、訪日客特需で潤った銀座。コロナ後も見据え、商売の姿が変わろうとしている。

祝日の歩行者天国もなくなった。左はGINZA SIX

 1月下旬、銀座の目抜き通りである中央通りに立つ大型商業施設、GINZA SIXの発表が小売りサービス関係者の目を引いた。240のテナントのうち33店舗が今春までに入れ替えとなる。コロナ禍で集客力が落ちる中でも減った分は入るため、「さすがは銀座」との声も出た。だが、新たな出店者の傾向がこれまでとは異なっている。

 オーガニックスーパーのビオセボンやグラノーラ専門店といった健康を意識した店が入居。オーディオ機器メーカーの仏デビアレも入る。家ナカ需要をつかもうとする業態の出店が始まった。

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