米テスラによる、15億ドルに及ぶ巨額のビットコイン保有が明らかになった。メジャー企業の買い支えに市場は沸き、ひとまず高値圏維持への原動力となっている。ただESG投資の観点からは懐疑的な見方も根強く、投資判断の是非を巡る議論も続きそうだ。

 史上最高値の更新を続ける暗号資産のビットコインに、さらなる追い風が吹いた。米電気自動車メーカーのテスラがこの1月、余剰資金15億ドル(約1570億円)をビットコインに投資していたことが判明。加えて、同社製品の支払い手段にビットコインを使えるようにするとの考えも示した。

 このビットコイン投資は、テスラが手元に持つ現預金194億ドルの7%を占め、同社が2020年に投じた研究開発費とほぼ同額だ。ビットコインのボラティリティー(価格変動率)は、ドルと円の為替相場に比べて3〜5倍程度と言われているだけに、テスラのバランスシートに与える影響を懸念する向きもある。

テスラ創業者のイーロン・マスク氏はかねてより暗号資産投資に関心を示していた(写真=AFP/アフロ)

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