内燃機関の外部調達の拡大に、受託製造会社に依存する車載半導体の不足。電動化の流れの中で完成車メーカーが頂点にいた産業構造の転換が加速し、水平分業の動きが広がっている。米アップルや台湾のホンハイなど強力なプレーヤーが参戦する中、自動車メーカーも戦略転換が求められている。

1月28日、電動車の投入計画を発表した米ゼネラル・モーターズのバーラCEO

 脱炭素の実現に向け、自動車大手による電動化の動きが活発になってきた。米ゼネラル・モーターズ(GM)は1月28日、2035年までにガソリン車の生産と販売を取りやめ、全て電動車に切り替えると発表した。25年をめどに電動車に計270億ドル(約2兆8000億円)を投資する。

 メアリー・バーラCEO(最高経営責任者)は「世界中の製造施設や車両生産の使用時に発生する二酸化炭素の排出量も念頭におく」と表明し、40年までにカーボンニュートラルを目指す。気候変動問題を重視するバイデン新政権の方針に沿った動きだ。

脱炭素に向けたロードマップを次々に発表
●主な自動車メーカーの電動化に向けた取り組み

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