この記事は日経ビジネス電子版に『リクルート、新社長は米国から指揮の真意』(1月13日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』1月25日号に掲載するものです。

リクルートホールディングス(HD)が9年ぶりの社長交代を発表した。今や最も成長力のある米インディードを「発掘」した立役者の選出は下馬評通り。だが、経営スタイルの変化にはリクルートが目指す今後の姿が垣間見える。

4月1日付で社長に就任する出木場久征氏は海外から指揮を執る

 出木場久征副社長兼COO(最高執行責任者)が4月1日付でリクルートHDの社長兼CEO(最高経営責任者)に昇格する。45歳の出木場氏は、求人情報の検索サイトを運営する米インディードの買収を2012年に手掛けた人物。峰岸真澄社長兼CEOが48歳で就任した9年前に続き、若い人材に成長を託す。

 出木場氏は紙媒体が中心だったリクルートのデジタルシフトをけん引して頭角を現した。その後は峰岸氏が掲げたグローバル化の目標の下、買収や協業ができる相手を世界中で探し回り、インディードを「発掘」した。約1000億円で買収したインディードでは13~19年にCEOを務め、「人材界のグーグル」と呼ばれる存在にまで育て上げた。リクルートではインディードを含む「HRテクノロジー」事業の利益が急拡大し、全社の利益の約2割を占めるほどになっている。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り727文字 / 全文1283文字

日経ビジネス電子版有料会員になると…

人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題

オリジナル動画が見放題、ウェビナー参加し放題

日経ビジネス最新号、9年分のバックナンバーが読み放題

この記事はシリーズ「時事深層」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。