寒波に伴う暖房需要の増加などで、電力卸市場の価格が一時、前年の20倍を超えた。市場から電気を調達する新電力会社は、急激な仕入れコストの上昇にあえいでいる。市場価格に連動する新電力の料金プランを解約する利用者が続出。今後、新電力の淘汰が進むとの見方がある。

 「事業を買い取ってほしい」「出資してくれないか」。新電力のLooop(東京・台東)が1月8日、同業者を対象にした経営相談の窓口を開いたところ、18日時点で10社を超える企業からこうした相談があった。

 Looopの担当者は窓口を開いた理由について「事業継続できない新電力が増えると、業界全体の信用に関わる。条件次第だが、なるべく求めに応じたい」と話す。複数の企業と連携を模索中だ。

 多くの新電力は日本卸電力取引所(JEPX)から電力を調達し、販売している。その調達価格が、寒波に伴う電力需給の逼迫を受けて高騰している。

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