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この記事の本記部分は日経ビジネス電子版に『「就活はツイッターやラインで」在宅の大学生、SNS活用』(1月8日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』1月18日号に掲載するものです。

コロナ禍により対面が制限されるなか、就職活動でSNS(交流サイト)を活用する大学生が増えている。ツイッターやラインを駆使して情報を収集しており、採用する側もSNSでの発信が欠かせなくなってきた。就活のニューノーマルはネット掲示板に取って代わる勢い。プラットフォーマーがこの分野も侵食してきた。

就活生がSNSに流れ込んでいる。現状はツイッターやラインが多くの利用者を獲得している(写真=Rodrigo Reyes Marin/アフロ)

 「A社とB社で会社の雰囲気に違いはありましたか。日程が合わず、A社のインターンしか参加していないので、どちらも参加した方がいたら雰囲気を教えてください」「C社はインターンに参加した学生からしか採用しないのは本当ですか」

 都内私立大学3年の女子学生はLINE(ライン)を駆使して就職活動の情報を集めている。使うのは「オープンチャット」という誰でも自由に参加できるライン上のグループ。自身も希望するマスコミの志望者が集うグループに加わり、他の学生の就活の仕方や企業の選考状況を調べている。

 このグループには1000人を超える学生が参加しており、業界の主な企業の採用状況はほとんど分かるという。「チャットに集まっている人は同じ方向を目指している。友人よりも相談しやすい」(女子学生)