米サンフランシスコ市にある総合病院の名称を巡って論争が巻き起こっている。米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOの名前を病院名から外すべきだというものだ。連邦政府や州から独禁法の訴訟が起こされた同社に、地元からも逆風が吹き始めている。

<span class="fontBold">ザッカーバーグ氏の名を冠したサンフランシスコの病院</span>(写真=Justin Sullivan/Getty Images)
ザッカーバーグ氏の名を冠したサンフランシスコの病院(写真=Justin Sullivan/Getty Images)

 米サンフランシスコ市の中心部近くにある総合病院の名称を巡り、論争が巻き起こっている。「ザッカーバーグ・サンフランシスコ総合病院&トラウマセンター」である。

 同病院はサンフランシスコ市が運営する唯一の総合病院だ。2015年に米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEO(最高経営責任者)夫妻が7500万ドル(約77億円)の寄付をしたことで、名称を変更。最低50年間はその名を維持することで合意した。

 しかし、サンフランシスコ市の行政を監視・監査する委員会は12月3日、同病院の名称を批判し、公共施設の名称に関する方針の策定を決議した。米Voxメディアによると20年夏から病院の看護師グループやアンチフェイスブックの活動家、プログレッシブ(進歩派)の議員らが動いていたという。

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