この記事は日経ビジネス電子版に『スシローやくら寿司、都心に積極出店 外食の閉店ラッシュが追い風』(12月15日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』12月21日号に掲載するものです。

スシローとくら寿司。激烈な争いを続ける回転ずし業界の大手2社が一斉に都心への出店に力を注ぎ始めた。コロナ下でもファミリー客の需要をつかみ、店内飲食が主体にもかかわらず、業績は堅調に推移している。ロードサイド店は飽和感もある。都心の店舗網を加えることで、ファミレスや居酒屋の客層をも取り込もうとしている。

<span class="fontBold">回転ずし大手2社は成長の糧を都心に見いだそうとしている</span>
回転ずし大手2社は成長の糧を都心に見いだそうとしている

 12月初旬、JR秋葉原駅前にあるスシローの都心型店「秋葉原駅前店」を訪れた。業界でアイドルタイムと呼ばれ、客が少ないはずの午後4時ごろだが、案内機を見ると20分待ち。待合スペースに10人以上が座っている。周辺に居酒屋チェーンやファミレスもあるが午後4時に満席になることは少ないだろう。

 回転ずし業界はコロナ発生後も好調だ。最大手のスシローグローバルホールディングス(GHD)は売上高に当たる売上収益が2020年9月期に前の期比2.9%増え、過去最高となった。くら寿司は人気アニメ「鬼滅の刃」とのコラボもあり9月の既存店売上高が前年同月比7.9%増、10月が26.1%増、11月が33.8%増と大幅に伸びている。

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