コロナ禍で集客と感染拡大防止の両立に頭を悩ませてきた小売業。2021年は初売りの風景が変わりそうだ。風物詩である福袋は客が殺到しないように店頭販売を中止する動きが目立ち、イベントの見直しも相次ぐ。初売りは1年の景気付けとともについで買いを誘う大切な行事。各社は正月の消費者の動向を測りかねている。

<span class="fontBold">2020年の初売りは多くの客でにぎわった(左、大阪市内)。コロナ禍で初売りも大きく変わる</span>(写真=左:共同通信)
2020年の初売りは多くの客でにぎわった(左、大阪市内)。コロナ禍で初売りも大きく変わる(写真=左:共同通信)

 2021年新春福箱、抽選予約販売へのお申し込み受付は終了いたしました──。12月13日、家電量販のビックカメラグループは21年の「福箱」の受け付けが早くも終わったと通販サイトで表明した。

 用意したのは6万9800円の「テレワークPC」や1万9800円の「ブルーレイレコーダー」など54種。例年はネット通販に加え元日から店頭販売をしていた。ガジェット(目新しい電子機器)好きや生活家電を求める消費者が列をなし、中身の画像を次々にSNSに上げるのが恒例になっていた。

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