この記事は日経ビジネス電子版に『ユーグレナとファンド、キューサイ買収 「藻」と「ケール」で提携』(12月14日)『意外と人気だったキューサイ、争奪戦を制したのはユーグレナ』(12月15日)として配信した記事を再編集して雑誌『日経ビジネス』12月21日号に掲載するものです。

微細藻類「ミドリムシ」由来の商品を開発するユーグレナが、青汁で知られるキューサイ(福岡市)を買収する。国内系投資ファンドのアドバンテッジパートナーズ(AP)などと共同での買収額は400億円程度とみられる。コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングスの傘下でくすぶっていたキューサイは成長路線を取り戻せるか。

<span class="fontBold">福岡市のキューサイ本社。「まずい!」のCMで今も知名度は高い</span>
福岡市のキューサイ本社。「まずい!」のCMで今も知名度は高い

 全株を保有するコカ・コーラ ボトラーズジャパンHDから、APとユーグレナ、そして両社の株主である東京センチュリーの3社連合が買収する。出資比率はAPが67%、2割弱が東京センチュリー、13%弱がユーグレナ。APとユーグレナが主導する買収を東京センチュリーが資金面で支援する。

 来年1月に予定される買収完了から1年後をめどに、ユーグレナはAPと東京センチュリーからキューサイ株を追加取得し、持ち株比率を5割弱まで高めて連結子会社にする計画。ユーグレナは将来、キューサイを完全子会社化するオプションも持つ。

 キューサイは2007年、投資ファンドと組んだMBO(経営陣が参加する買収)で上場を廃止した。10年に同じ九州に地盤を持つコカ・コーラウエスト(グループ再編により現在は本社が東京都港区のコカ・コーラ ボトラーズジャパンHD)に買収された。

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